こんにちは、Tina Blogへようこそ。
今回は「猫の年間スケジュールってどうなってるの?」という疑問にお答えする内容です。
猫と暮らす上では、季節ごとの変化に合わせたケアがとっても大切。
特に、ワクチン接種・健康診断・換毛期などは、**「いつやるべきか」**を知っておくことで、愛猫の健康をしっかり守ることができます。
ティナと一緒に暮らす中で感じたことや、獣医師としての視点もまじえて、わかりやすくまとめていきます◎
春(3月〜5月)|換毛期スタート&健康チェック
春は猫にとって体の変化が大きい季節です。
✅ 換毛期が始まる
冬毛から夏毛への生え変わりがスタート。
ブラッシングの頻度を週3〜4回以上に増やして、毛玉(毛球症)の予防をしましょう。
→【参考】日本獣医師会|毛球症に関する注意喚起
✅ ワクチン&健康診断のおすすめ時期
春は気候も安定していて通院しやすい季節。
1年に1回の**混合ワクチン接種(3種・5種)**や、血液検査などの健康診断を行うのに最適です。
→【参考】WSAVAワクチンガイドライン(2020)
✅ ノミ・ダニ予防スタート
暖かくなると、ノミ・マダニの活動も本格化。
室内飼いでも、**月1回の予防薬(スポットオン・錠剤など)**が推奨されます。
夏(6月〜8月)|暑さと皮膚トラブルに注意!
✅ 熱中症対策
猫は暑さに弱く、室温が28℃を超えると熱中症リスクが上がります。
留守中もエアコンを活用して、25〜27℃を保つようにしましょう。
→【参考】PetMD「Feline Heatstroke Prevention」
✅ 水分補給と脱水予防
複数の水飲み場を設けて、新鮮な水をいつでも飲める環境を整えましょう。
循環式給水器の導入もおすすめです。
✅ 皮膚病・外耳炎が増える季節
湿気と暑さで皮膚トラブルが増える傾向に。
かゆみ・脱毛・耳のにおいなどが見られたら、早めに獣医師に相談を。
秋(9月〜11月)|体重管理と再びの換毛期
✅ 再び換毛期
秋もまた毛の生え変わりシーズン。
冬毛に変わるため、抜け毛が増えます。
ブラッシング+毛玉ケア用フードで腸内ケアを。
✅ 食欲の秋=体重注意報
涼しくなって食欲が増しやすく、室内猫は運動不足による肥満になりやすい時期です。
おもちゃやキャットタワーを活用し、1日15分以上の遊び時間を心がけましょう。
冬(12月〜2月)|寒さ&シニアケア強化
✅ 保温対策で冷えを防ぐ
冷えは膀胱炎や関節炎の原因になることも。
暖かい寝床、床からの冷気対策、ペットヒーターの使用などで快適に過ごせる環境を。
→【参考】日本小動物獣医師会「高齢猫の冬季ケア」
✅ シニア猫は冬に弱い?
7歳を過ぎたあたりから、年2回の健康診断がおすすめです。
腎臓・肝臓・甲状腺機能など、加齢にともなう病気の早期発見がカギとなります。
1年を通して意識したいこと
✅ ワクチンと予防は「ルーティン化」
毎年同じ時期に打つことで、記録が管理しやすくなります。
✅ 換毛期は春と秋の年2回
その前後1〜2ヶ月は抜け毛・吐き戻しが増えるので注意!
✅ 年齢によって必要なケアも変わる
● 子猫期(〜1歳) → ワクチン・去勢避妊・社会化
● 成猫期(1〜6歳) → 健康維持・運動・体重管理
● シニア期(7歳〜) → 定期健診・腎臓ケア・関節サポート
まとめ|季節の変化を味方にしよう
猫との暮らしは、毎日の観察と小さな気づきがとても大切です。
季節ごとのスケジュールを把握しておけば、無理なく健康を守ってあげられます。
ティナとの暮らしも、1年の流れの中で「今年も春が来たな」「冬はあったかい寝床を用意しよう」
…そんな風に、季節を一緒に感じるようになりました。
猫の体調は言葉ではわかりづらいからこそ、季節のサイクルに沿ったケアを意識していきましょう◎
※本記事は一般的な情報に基づいています。実際の猫の体調や生活環境に応じて、獣医師と相談しながら対応してくださいね。
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