こんにちは、Tina Blogへようこそ。
今回は、まんまる顔とむっちりした体型が魅力の猫、ブリティッシュショートヘアについてご紹介します。
ぬいぐるみのような見た目と、落ち着いた性格で人気の猫種ですが、
運動量・性格・健康面など、お迎え前に知っておきたいことがいくつかあります。
獣医師の視点から、初めての方にもやさしくわかりやすく解説します◎
ブリティッシュショートヘアの基本情報
特徴項目 | 内容 |
---|---|
原産国 | イギリス |
被毛 | 短毛(密でやわらかい) |
カラー | ブルー(グレー)が代表的。他に白・黒・クリームなど |
体型 | セミコビー(筋肉質でがっしり) |
体重の目安 | オス:4〜7kg/メス:3〜5kg |
寿命の目安 | 約12〜16年 |
📌【参考文献】Turner DC & Bateson P. (2014). The Domestic Cat: The Biology of Its Behaviour
性格の特徴|落ち着きとマイペースが魅力
ブリティッシュショートヘアは、穏やかで落ち着いた性格の猫種として知られています。
✅ クールだけど甘えん坊
- 基本的にはマイペースで、「ツンデレ」な一面も。
- ベッタリではないけれど、そっと近くに寄り添ってくれることも。
- 無理に構わず、猫のペースを大切にしてくれる人に向いています。
✅ 鳴き声は控えめ
- あまり鳴かず、鳴いても声が小さめ。
- マンションなどでも飼いやすい猫種の一つです。
📌【参考】Cat Fanciers’ Association(CFA)によるブリティッシュショートヘアの品種説明
→ 「控えめで忠実、家庭向きな猫」と評価されています。
見た目の特徴|ぬいぐるみのような体つき
- 丸い顔、まんまるの目、ずんぐりした体型が特徴
- 被毛は密でやわらかく、撫で心地が抜群
- 一般的なブルー(灰色)が有名ですが、30種類以上のカラーバリエーションが存在します
「まさにぬいぐるみのよう!」という印象を持つ方が多いです◎
健康面で気をつけたいこと
ブリティッシュショートヘアは比較的健康的な猫種ですが、以下のようなリスクには注意しておきましょう。
🧬 肥大型心筋症(HCM)
- 心筋が肥大し、心臓の働きが低下する疾患。
- 初期は無症状なこともあり、定期的な心エコー検査が推奨されます。
📌【参考文献】Payne JR et al., Veterinary Journal, 2015
🐾 肥満になりやすい
- 運動量が少なめな性格で、食欲もあるため、太りやすい傾向があります。
- 食事量と運動環境を意識して、体重管理をしっかりと。
👁 多発性嚢胞腎(PKD)
- 腎臓に嚢胞ができる遺伝性疾患。
- ブリーダー経由で迎える場合は、遺伝子検査済みの親猫かどうか確認しましょう。
飼育環境で意識したいこと
✅ 適度な運動スペース
- アクティブすぎる猫ではありませんが、毎日軽く遊ぶ時間を作ることは大切。
- 猫じゃらしやトンネル型のおもちゃなど、のんびり遊べるグッズが向いています。
✅ 毛のお手入れは簡単
- 短毛なので、週1〜2回のブラッシングでOK。
- 換毛期はやや抜け毛が増えるため、こまめなケアがおすすめです。
まとめ|落ち着いた性格で初心者にも◎甘えん坊な一面もある猫
ブリティッシュショートヘアは、
落ち着きがあり、無理なく一緒に暮らせる猫種です。
「猫らしい距離感を大切にしたい」
「静かな環境でゆったりと暮らしたい」
そんな方にぴったり。
ティナとはまた違った雰囲気の子たちですが、
そのやわらかい毛と穏やかな表情には、なんともいえない癒しの力があります。
お迎えを考えている方は、健康面のポイントも押さえながら、
じっくりと向き合っていけるパートナーに出会えますように◎
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。実際の猫の健康状態や性格には個体差があるため、かかりつけの獣医師にご相談ください。
コメント