こんにちは、Tina Blogへようこそ。
今日は、私の大切な相棒であるラグドールの「ティナ」にちなみ、
ラグドールという猫種の魅力や性格、お迎え前に知っておいてほしいポイントについて、
獣医師の視点も交えながらやさしくご紹介します。
ラグドールの基本情報
ラグドールは1960年代にアメリカで誕生した猫種で、
“ぬいぐるみ(Ragdoll)”のようにふわっと抱かれることを好む性格が名前の由来です。
外見の特徴:
- 中〜大型で筋肉質、でも柔らかくしなやかな体つき
- シルクのような手触りの長毛
- 青く澄んだ大きな瞳(ブルーアイ)
- カラーパターン:バイカラー、ポイント、ミテッドなど
成猫の体重はオスで6〜9kg、メスで4〜6kgほどとやや大きめ。
見た目の優雅さと柔らかな雰囲気に、初対面でもうっとりしてしまう方も多いはずです。
ラグドールの性格ってどんな感じ?
ラグドールはとてもおっとりしていて、人懐っこい性格です。
抱っこを嫌がる猫も多い中で、ラグドールは抱っこが好きな子が多いのが特徴的。
よく見られる性格:
- 甘えん坊で、常にそばにいたがる
- 鳴き声が小さく穏やか
- 初対面の人にもあまり警戒心を見せない
- 攻撃性が低く、多頭飼いにも向いている
個体差はもちろんありますが、全体的に“人に寄り添う猫”という印象が強いです。
ラグドールと暮らすときに知っておきたいこと
室内飼いが基本
ラグドールは穏やかすぎる性格から外の世界に向いていません。
室内飼いが絶対におすすめです。
被毛のお手入れ
- 長毛ですが、毛質が絡まりにくいためブラッシングは週2〜3回程度でOK
- 換毛期は少し抜け毛が増えるのでこまめにケアしましょう
運動について
運動量は少なめで、キャットタワーやおもちゃでゆったり遊ぶのが好きなタイプ。
急に走り回ったりするよりも、のんびり遊ぶ方が向いています。
ラグドールに多い病気と健康管理
ラグドールは比較的健康な猫種ですが、いくつか気をつけたい病気があります。
🐾 よく見られる疾患:
- 肥大型心筋症(HCM)
遺伝性の心臓疾患で、定期的な超音波検査が推奨されます
参考:ACVIM consensus guidelines, 2020 - 尿路疾患(FLUTD)
ストレスや水分不足から膀胱炎や尿石症を起こすことも - 肥満
運動量が少なめなので、カロリー管理が重要です
特に心臓に関しては、遺伝子検査や年1回の健康診断で早期発見できると安心です。

ティナと暮らしてわかったこと
うちのティナは、まさに「ぬいぐるみ」のような子。
朝はベッドで一緒に寝ていて、起きると喉をゴロゴロ鳴らしながら顔をのぞき込んできます。
ブラッシングの時間も大好きで、ブラシを見せるとゴロンとお腹を見せてくれるんです。
ラグドールって、猫らしからぬ“人っぽさ”があるところが、本当にたまらない魅力だなと日々感じています。
ラグドールを迎える前に考えたいこと
お迎えの際には、信頼できるブリーダーさんや保護施設から迎えるのが安心です。
価格帯は20〜40万円前後が相場ですが、医療費やケア用品も含めると月の維持費は1〜2万円ほどが目安。
準備しておくと良いもの:
- 大きめのキャットタワーやベッド
- 食器は高さのあるものを(首にやさしい)
- 静かな場所にトイレを設置
環境を整えることで、ラグドール本来のやさしい性格がより発揮されます。
まとめ
ラグドールは、ふわふわの被毛と優しい性格が魅力の猫種。
でもその分、定期的なケアや健康管理がとても大切になります。
ただ「かわいい」だけじゃない。
一緒に暮らすことで、日々の小さな幸せがどんどん増えていく…
そんなラグドールとの暮らしを、わたしは心からおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。気になる症状があれば、かかりつけの動物病院へご相談ください。
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