【初心者向け】猫のしっぽ・耳・ひげからわかる気持ちサイン一覧【獣医監修】

こんにちは、Tina Blogへようこそ。
猫ちゃんって、言葉を話さないけれど…なんとなく「今こんな気分かな?」って伝わってくること、ありますよね。

今回は初心者さん向けに、猫のしっぽ・耳・ひげの動きから読み取れる“気持ちサイン”を、獣医師の視点からやさしく解説していきます◎


目次

猫は「体」で感情を語る動物です

猫は感情表現がとても繊細な動物です。
鳴き声や目の動きだけでなく、「しっぽ」「耳」「ひげ」の動きにも注目すると、より深く猫の気持ちを理解できるようになります。

📌【参考文献】Turner DC, Bateson P. (2014). The Domestic Cat: The Biology of Its Behaviour


🐾 しっぽからわかる猫の気持ち

1. ピンと立てている(機嫌がいい・挨拶)

しっぽをまっすぐ立ててトコトコ歩いてくるときは、「こんにちは!」や「うれしい!」のサイン
信頼している人に見せる、好意のあらわれです。

→ティナも朝起きると、しっぽピーンで近づいてきます◎


2. ゆっくり振っている(リラックス中)

ベッドで横になりながら、しっぽをゆったり左右に振っているのは、落ち着いている状態
完全に眠っていないけれど、安心している証拠です。


3. バタバタ大きく振る(イライラ・集中)

大きくしっぽを叩くように動かしていたら、何かに怒っている・警戒しているサイン。
触るのは少し様子を見た方がいいかもしれません。


4. しっぽを膨らませる(驚き・威嚇)

しっぽを「ぼんっ」と大きく膨らませるのは、びっくりした・怖い!と思っている時です。
体を弓なりにして、後ずさりしていたらかなり緊張しています。


5. しっぽを体に巻きつける(不安・防御)

体にしっぽをくるっと巻きつけているときは、自分を守ろうとしているサイン
見知らぬ人や環境に不安を感じている可能性があります。


👂 耳からわかる猫の気持ち

6. 耳が正面を向いている(好奇心・安心)

基本的な耳の位置。リラックスしていて、周囲に関心を持っている状態です。
このときは比較的ごきげん♪


7. 耳が横や後ろに寝ている(警戒・緊張)

耳が「飛行機耳」になっているときは、不安や恐怖を感じていることが多いです。
環境の変化や他の動物に敏感になっているかも。


8. 耳をピクピク動かしている(周囲を警戒)

耳が前後にピクピクと頻繁に動いていたら、周囲の音や気配を注意深く探っている状態
何か物音がした?来客があった?そんな時に見られる動きです。


🐱 ひげからわかる猫の気持ち

9. ひげが前にピンと伸びている(興味・興奮)

何かに興味を持っているときや、狩りモードに入ったときは、ひげが前に突き出るように伸びます
遊んでいる最中にもよく見られます。


10. ひげが後ろに引いている(緊張・威嚇)

ひげが後ろに引かれているときは、不安・恐怖・警戒心を表しています。
新しい場所や病院などでよく見られるポーズです。


気持ちを読み取るには「セット」で観察を

しっぽ、耳、ひげはそれぞれ単独でも感情を表しますが、複数のパーツをあわせて見ることが大切です。

たとえば…

  • しっぽを立てて、耳が前、ひげも前 → ごきげん・甘えたい
  • しっぽバタバタ、耳が寝てる、ひげが後ろ → イライラ・緊張

こうした“気持ちの組み合わせ”を意識することで、猫の気分をより正確に読み取れるようになります◎


まとめ|しっぽ・耳・ひげは猫からの「気持ちの手紙」

猫はとても繊細で、体全体を使って感情を表現している動物です。
しっぽや耳、ひげの動きを意識することで、「何を感じているのか」が少しずつわかるようになってきます。

ティナも、リラックスしている時はひげがふわっと広がっていて、
おもちゃに狙いを定めている時はぴんっと前に伸びています。
そんな「小さな変化」に気づけるようになると、より信頼される関係に近づけるはずです◎


※本記事は一般的な行動学の知見に基づいています。体調や環境によって異なる反応もあるため、気になる場合はかかりつけの獣医師にご相談ください。

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